北九州で施設の卒園者に腕時計プレゼント(2015年03月)
北九州市内の児童養護施設を今春卒園する高校3年生25人の門出を祝う会が2月12日、同市小倉北区のホテルで開かれました。
施設の子どもたちを自宅に預かるなどのボランティアに取り組む「北九州市一日里親の会」が主催し、事業団が助成している行事で、市内6か所の施設から職員や生徒ら関係者約90人が出席しました。
あいさつでは同会の宇津定七会長が「これから楽しいことだけでなく、つらいこともあるだろう。1人で抱え込まないでほしい。皆さんは1人ではない」と激励。事業団は記念の腕時計を全員に贈りました。
生徒たちは、一人ひとりが卒園後の進路や夢を披露し、「仕事で社会に貢献したい」「勉強して看護師になりたい」などと抱負を語りました。代表してお礼の言葉を述べた男子生徒は「13年間を施設で暮らし、多くの人の支えで今がある。仕事を頑張りたい」と話しました。