支部便り

東日本大震災から10年 被災者支援に2高校から寄付(2021年03月)

 3月11日で東日本大震災の発生から10年が経過しましたが、震災の被災者らを支援してほしいと、東京と大阪の高校からご寄付をいただきました。

 大阪の四條畷学園高吹奏楽部から15万円の寄付

 東日本大震災の被災者や障害者の支援に役立ててもらおうと、四條畷学園高校(大阪府大東市)吹奏楽部から3月10日、15万円の寄付がありました。寄付は28回目。同高は例年、主に定期演奏会の収益を寄付してきましたが、今年は新型コロナウイルス感染防止で来場を学校関係者に限定して開いたため、150人の部員らが寄付金を出し合ったそうです。前部長の小山明日香さん(3年)と部長の友本万結さん(2年)が、顧問の志賀輝久教諭らと読売新聞大阪本社を訪れ、寄付金を手渡しました=写真下=。小山さんらは「震災から10年になりますが、まだ元の生活に戻れていない方もたくさんいます。少しでも力になれれば」と話していました。

四條畷学園高校寄付.jpg

 東京の正則学園高校から15万円余の寄付

 正則学園高校(東京都千代田区)からも3月15日、東日本大震災の被災者支援に役立ててほしいと15万3,175円の寄付をいただきました。同校では3月11日、新型コロナウイルスの影響で中止を決めたスキー教室で、宿泊先が用意し、廃棄されるはずだった野菜などを希望者に無料配布。発生から10年となった東日本大震災の被災者を支援しようと、野菜などを受け取った人に、その場で寄付を呼びかけました。食材は約1時間でなくなりましたが、その後も寄付に訪れる人が絶えず、この日は約230人が来校したそうです。生徒会長の2年生百瀬隼太さん(17)は「行き場のなくなった食材を、被災地の支援に役立てたいと思いました。多くの人が来てくれてうれしかった」と話していました。

正則学園.jpg        写真は、募金を持参した正則学園高校の百瀬さん(中央)ら

 事業団では、今後も被災地の支援に取り組みます。東日本大震災を含め大規模災害の被災者を支援する「被災者支援事業」へのご寄付をお願いいたします。被災者支援事業のうち、被災地の高校生の進学を支援する「復興支援大学等奨学金」については、今年度で支給生が全員卒業しましたので、受け付けを終了します。

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