支援の実績

郡司奨学生8人から入学報告 在校生の近況報告も(2021年05月)

 児童養護施設などから大学や専門学校へ進学する高校生を支援する「読売光と愛・郡司ひさゑ奨学基金」の第23期の内定者9人が、4月、それぞれ予定していた学校に入学し、奨学生となりました。

 入学者の出身施設は、東京、長崎が各2人、栃木、神奈川、京都、鳥取、沖縄が各1人。進学先は4年制大学2人、短大3人、専門学校4人でした。卒業後の志望職種は、図書館司書、調理師、高校教諭、建築関係、保育士、看護師、管理栄養士、介護福祉士、福祉関係と様々。国の支援が受けられなかった1人には学費60万円を、それ以外の8人には学習支援費として30万円を3月末に支給しました。うち1人は入学早々に体調を崩し、1年間の休学となりました。8人からは入学報告が届きました。

 例年3月下旬に読売新聞東京本社内で行われる採用式・交流会は新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、昨年続いて開催を見合わせました。

 北関東の建築関係の専門学校に入学した男子学生からは最初に入学報告があり、「4月9日の入学式は、対面での参加はできず、オンラインでの参加となりました。非常に残念ですが、昨年入学された先輩方は入学式自体も行っていないと聞き、限られた中で最善の選択をとっていただいたのだと感じました。授業が始まり、新天地で友人ができると意気揚々としていたのですが、コロナの影響により昼食の時間が黙食となってしまったり、自己紹介の時間がなかったりして想像していた学生生活とはかけ離れた生活に戸惑っているところです。ですが、私が興味のある建築の授業が始まり、建築の仕事に就く自分の姿を想像できるようになってきました。これから慣れてくると同時に課題なども増えてくるとは思いますが、しっかりこなしていきたいです」と記し、目標として皆勤と資格取得を挙げてくれました。

 そほほかの入学報告はこちら.pdfからご覧になれます。

 在校生の近況報告も届きました。20、21期生はこちら.pdfから、22期生はこちら.pdfからご覧になれます。

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