支援の実績

子ども育成支援事業 13団体に総額450万円助成 (2022年08月)

 子どもたちの健全な育成を目指して支援活動をしている団体を助成する「子ども育成支援事業」の助成先13団体が決まり、助成しました。「子どもの貧困」が社会問題となる中で始まった助成は今年で5年目。昨年よりも16件多い79件の申請がありました。助成する事業は、生活困窮家庭の子どもの学習支援や食品贈呈、子ども食堂などの居場所事業、児童養護施設卒園者への支援など様々で、助成総額は450万円です。

 助成が決まった13団体は次の通り。()内は所在地

・NPO法人地域子育てネットすくさぽ(北海道帯広市)

・第3地区子ども居場所づくり実行委員会(福島市)

・NPO法人渋川いきいき健康スポーツクラブ(群馬県渋川市)

・NPO法人子ども劇場千葉県センター(千葉市中央区)

・あじさいの集い富士見(東京都板橋区)

・一般社団法人つるかわ子どもこもんず(東京都町田市)

・地域のお茶の間研究所さろんどて(神奈川県茅ケ崎市)

・NPO法人えんまる(長野市)

・NPO法人Cafe de 寺子屋 (静岡県藤枝市)

・非営利団体ONiGiRi(愛知県蟹江町)

・認定NPO法人四つ葉のクローバー(滋賀県守山市)

・超新星スバルファイブ(大阪府大阪狭山市)

・子どもの生活支援ネットワークこ・はうす きしがわ(和歌山県紀の川市)

  都内町田で無料のフリースクール運営 つるかわ子どもこもんず

 一般社団法人つるかわ子どもこもんず(東京都町田市)は、2018年から町田市鶴川地区の町内会などの施設で経済的な困難を抱える家庭の中学生、集団での一斉の学びを苦手とする中高生を対象にした無料塾「結い」を運営しています。参加している不登校の子どもたちから「昼間に行ける場所がほしい」という要望が出て、今年4月から、無料のフリースクールを立ち上げました。運営資金を確保するため、7月からは収益事業として、おにぎりやみそ汁を販売するキッチンカーを導入し、引きこもりがちな子どもたちが手伝うことによる職業体験にも役立っています。事業団では、会場の和光大学ポプリホール鶴川の利用料や専門家を招いた支援者研修の費用などとして50万円の助成を決めました。

 1人で無料塾を立ち上げた代表の福田有美子さん(56)は「不登校の子どもは、市教委の適応指導教室に出席できない場合、民間の有料フリースクールなどを利用することになりますが、利用料が結構かかります。無料とすることで、不登校の子どもたち一人一人に合わせた支援をしていきたいです」と話しています。

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 課外活動の夏まつりの出店に向けて準備作業をする子どもたちら(つるかわ子どもこもんずのフリースクールで)

 このほかの団体の助成事業の内容や使途、助成金額はこちら.pdfからご覧になれます。

 助成した団体の多くは読売新聞の地域版で活動内容などが詳しく紹介されました。記事はこちら.pdfからご覧ください。

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