支援の実績

生き生きチャレンジ 10福祉作業所の助成決定(2021年02月)

 福祉作業所で働く人たちの自立を支援する「生き生きチャレンジ助成事業」の助成先を次の10施設に決定しました。応募は31施設、助成総額は500万円です。コロナ禍の中、減った売り上げが回復でき、雇用維持や賃金アップにつながるような各種事業の設備投資に使ってもらいます。助成先は次の通り。

▷障害福祉サービス事業所多機能型 農楽里(茨城県龍ケ崎市)

▷福祉ファーム里山(埼玉県蓮田市)

▷就労継続支援A型事業所 はぁもにぃ(千葉市緑区)

▷就労継続支援B型事業所 なかま亭(東京都青梅市)

▷就労継続支援B型事業所 レジネス(川崎市中原区)

▷やろまいか(岐阜県海津市)

▷就労継続支援B型事業所 藤東ジョブズ(愛知県春日井市)

▷就労継続支援B型事業所 就労支援センターみち グーチョキパン屋さん(大阪府吹田市)

▷障害福祉サービス夢工房くるみ(大阪府柏原市)

▷就労継続支援A型事業所 翔(熊本市西区)

 コロナ禍で売り上げ回復に向けて様々な工夫も

 助成が決まった作業所の多くは、コロナ禍の中で、食堂が運営出来なくなったり、イベントの激減や出張販売が出来なくなったりして売り上げが減少しており、申請内容には売り上げ回復のための様々な工夫がみられました。

 ②レジスト作業風景写真.jpg就労継続支援B型事業所「レジネス」(川崎市中原区)=写真左=は、コーヒー豆の焙煎・販売をしてきました。地域のイベント出店や出張販売などに毎週のように参加していましたが、今年度の出店予定はすべて中止となり、売り上げが激減したそうです。そこで小売りにとどまっていた店頭販売に加えて、店内を改装してコーヒースタンドを設置し、テイクアウト販売を計画しています。その費用として60万円を助成しました。就労継続支援B型事業所「グーチョキパン屋さん」(大阪府吹田市)も、利用者が作った焼き立てパンの売り上げが減り、販路拡大を目指して、これまでの企業のほか、地域の家庭にも宅配をすることになりました。現在使用中の車は15年以上も乗っており、故障も多くて維持費がかさむことから、新車の購入費の一部として70万円を助成しました。

 感染防止のために在宅勤務での作業を増やそうという作業所もあります。就労継続支援A型事業所「はぁもにぃ」(千葉市緑区)は、利用者から在宅勤務を希望する声が増えたことを受け、テレワークの環境を整備するとともに、パソコンを増設して利用者に貸し出す予定です。購入費35万円を助成しました。草餅などの製造販売をしている通所授産施設「やろまいか」(岐阜県海津市)でも、室内で出来る作業を増やそうと、外部から委託されたデータ入力をするためのパソコンを増やしたいという申請があり、購入費50万円を助成しました。

 各作業所の助成内容と助成金額はこちら.xlsxからご覧になれます。また、読売新聞の地域版でも紹介されました。こちらから.pdfご覧になれます。

 

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