支援の実績

東京・福祉朗読講座 4人が修了証(2025年04月)

 読売光と愛の事業団が支援する音訳ボランティア養成講座「福祉朗読講座」の第40期修了式が3月25日、東京都杉並区のよみうりカルチャー荻窪で開かれました=写真=。今期は4人が修了証を受け取り、このうち3人は事業団が運営する読売ボランティアセンターの朗読グループの研究生として、音訳活動に携わる予定です。

 同講座は1983年に、事業団の元評議員で、NHKアナウンサーだった故・森川靄子さんが、視覚障害者に書籍や新聞、広報紙などの活字情報を読んで伝える「録音図書」を製作する人材を育成するために開講。多くの音訳ボランティアを輩出してきました。前期は森川さんの後輩である山下俊文アナウンサーが朗読指導を引継ぎ、後期は朗読グループのメンバーが講師となって録音図書制作の実際を学んでいます。

 講座は前期後期合わせて全40回。修了生の一人は、読売カルチャーセンターで本格的な講座を受講できるとは知らなかったとしながら、「これまで教員として勤めてきましたが、間違った発音で教えていたことをこの講座で知りました。とても勉強になり、講座を終えるのが寂しいです」と話していました。また、これから研究生となる修了生の一人は「40回の講座は意外に早かったです。今後どれだけできるかわかりませんが、できるだけ頑張ります」と抱負を語っていました。

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