兵庫県宝塚市の清荒神清澄寺で厄除け火箸の供養式 箸の売却代金386万円を事業団に寄付(2023年12月)
「かまど(台所)の神様」として知られ、「荒神さん」の愛称で親しまれている兵庫県宝塚市の清荒神清澄寺で12月8日、参拝者が納めた「厄除け火箸」の供養式が営まれました。
厄年の人は、黄金色をした真ちゅう製の荒神さんの火箸を家にまつり、厄をつまみ出してもらい、厄が明けたら境内にある「火箸納所」まで火箸を納めに来ます。供養式は10年ぶり。坂本光謙法主らが、火箸が積み上がった納所を前に法要を開き、役目を終えた火箸を供養しました=写真下=。
火箸はリサイクルされ、売却代金は501万円になりました。12月28日には同寺で贈呈式があり、税金分を差し引いた386万円が事業団に寄付されました。目録を手渡した坂本法主=写真=は「困窮する家庭や児童養護施設などの恵まれない子どもたちの支援に役立ててほしい」と話していました。