予算・事業計画

2022年度 助成事業予算総額は5,733万円(2022年04月)

 読売光と愛の事業団の理事会、評議員会が3月14日に読売新聞東京本社内でそれぞれ開かれ、助成事業について、総額5,733万円の2022年度予算・事業計画が決まりました。20年度から開始した「全国コロナ医療福祉支援基金」への寄付受け付けが3月31日で終了し、コロナ医療福祉支援事業が大幅減額されたため、前年度当初予算に比べ41%の減少となりました。コロナ募金実施前の2020年度当初予算よりも800万円ほど少ない規模になります。新規事業として、読売巨人軍からの寄付に基づく子ども育成支援事業、20回目を迎える読売福祉文化賞で記念冊子の発行を行います。

円グラフ.jpg 一般寄付の大幅減少という現状を踏まえ、各事業の予算額は原則前年度並みとしました。21年度にコロナ募金を原資とした障害者自立支援事業(生き生きチャレンジ事業)は、22年度は一般寄付を原資とし、助成総額を半分の500万円としました。災害ボランティア団体の初動資金助成は、22年10月に助成団体登録期間の3年となるため、新規に登録団体を公募します。児童養護施設などの高校生の進学を支援する「読売・郡司ひさゑ奨学基金」は25年目の募集。22年度は施設出身者だけでなく、里親のもとで育った学生を含む25人に各30万円を支給します。大規模災害の被災地で支援活動をする団体や福祉施設に助成する被災者支援事業には前年度の半分の100万円の助成を予定しています。

 子どもの貧困の解消を目指し、支援活動をしている団体を公募で選ぶ子ども育成支援事業は、前年度同様、助成総額450万円。3年目となる「がん患者在宅療養助成事業」(1団体上限50万円支給)も、前年度同様、5団体への助成を予定しています。21年度から始めた読売巨人軍の坂本勇人選手の寄付による巨人戦への児童養護施設などの子どもたちの招待事業は22年度も継続します。

2021年度寄付 8,720万円 コロナ以外前年度比8%減

 2021年4月から2022年3月までに事業団が皆様からいただいたご寄付は、2385件、総額8,720万9,917円でした。皆さまのご協力に深く感謝申し上げます。開設2年目を迎えた医療従事者等支援のためのコロナ募金が1204件、5,556万円余と多くを占め、それ以外の通常のご寄付(一般寄付)は3,164万円余でした。一般寄付に限ると、前年度比8%減でした。コロナ募金を除く一般寄付の内訳は表の通りで、「被災者支援」など使途指定されたご寄付(①~③)が1,061万円余、指定がなく事業団の活動全般に活用させていただくご寄付(④)が2,102万円余でした。

一般寄付の内訳

(千円単位切り捨て)

使途

① 被災者支援

② こども支援

③その他の

事業指定   

④事業団の

活動全般

総計    

金額

234万円

654万円

172万円

2102万円

3164万円

件数

131件

298件

62件

690件

1181件

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