予算・事業計画

2020年度事業計画 助成事業予算総額6,530万円 前年度当初比13%減(2020年05月)

 円グラフ2020予算.jpg読売光と愛の事業団の理事会、評議員会が3月19日に読売新聞東京本社内でそれぞれ開かれ、助成事業について、総額6,530万円の2020年度予算・事業計画が決まりました。寄付金収入の減少で支出を抑制する必要から、前年度当初予算比13%減となりました。

 新規事業として、自宅で療養するがん患者を支援したり、看取りをしたりしている地域のボランティア団体に助成する「がん患者在宅療養助成」に300万円を盛り込みました。老朽化のため移転を検討していた読売ボランティアセンターは移転先が決まり、移転費用を含めて660万円を計上しました。

 児童養護施設の高校生の進学を支援する「読売・郡司ひさゑ奨学基金」は、国の支援策の充実を踏まえて20年度の入学者からは支給額をこれまでの年上限60万円から一律30万円に減額する一方、使途は授業料に限定せず、他の団体との併給を認めます。このため、事業費は前年度当初比330万円減の1,400万円となりました。子どもの健全な育成のために活動している団体に助成する「子ども育成支援事業」は3年目ですが、助成額総額が同比150万円減の450万円となりました。

 被災者支援事業は、東日本大震災の被災地のほか、昨年10月の台風19号の被災地も対象にしました。助成対象は絞る方針で、300万円を予定。被災地の高校生を対象とする「復興支援大学等奨学金」は、すでに新規の募集をしておらず、今年度が最後の支給となりました。支給者数も減っていることから、事業費は同比185万円減の245万円です。2年目となる「災害ボランティアの初期活動資金の助成」(1団体50万円支給)は、19年度に登録した4団体のほか、もう1団体の登録を目指します。

 また、小規模作業所で働く障害者の賃金アップを支援する「生き生きチャレンジ事業」は助成額を340万円減らして500万円としました。重症心身障害児者施設などへの助成や視覚障害者の助成事業も減額しました。

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