「羽生結弦展2022」の収益の一部 大規模自然災害の被災自治体支援金などの原資に(2023年04月)
大規模災害支援基金による被災者支援事業は、読売新聞東京本社から、主催事業「羽生結弦展2022」のグッズ販売の収益の一部として8,593万5,835円の寄付を2022年12月に受けたのがきっかけです。羽生さん側の意向として「大規模災害の被災地支援に役立ててほしい」との要望があり、事業団は大規模災害支援基金として積み立て、災害が起きた際に被災自治体に支援金を贈ったり、現地で支援活動をする団体に助成したりするなどの被災者支援事業を実施することにしました。事業団の災害ボランティア登録団体の初動資金としても使います。
当初の羽生さん側や担当部局との取り決めでは、支援対象を「国内の大規模自然災害」としていましたが、2月にトルコ、シリアで大地震が発生。甚大な被害が出ているため、東日本大震災の被災者である羽生さん側から「基金の一部を使ってトルコの支援もしてほしい」との要望があり、同基金からトルコ地震救援募金へ特別に1,000万円を拠出することにしました。
羽生結弦展2022は、読売新聞社が2022年4月から9月にかけて全国6か所で開催。羽生結弦さんのアマチュア時代の栄光の軌跡を報道写真のほかメダルや衣装なども展示して振り返った展覧会です。
【写真は、全国6か所で開催された「羽生結弦展2022」】