被災児童励ますキャンプ 那須で開催(2011年08月)
東日本大震災で被災した児童のリフレッシュを図る「のんびり遊ぼう~ニコニコキャンプ!!」が、8月1日から4日まで、栃木県那須塩原市のボーイスカウト日本連盟那須野営場で開かれました。4月に設立された「子どもの心と身体の成長支援ネットワーク」が企画し、初回は、福島県相馬市の中村第二小学校、磯部小学校、駒ヶ嶺小学校の計72人が、約50人のボランティアとともに参加しました。
相馬市から観光バス2台で現地に着いた子どもたちは、9班に分かれてまず班旗を作成。緑豊かなキャンプ場内で3泊4日の期間中、昼間はオリエンテーリング、スタンプラリー、お絵かき会やランチパーティ、夜は花火大会、キャンプファイヤーや星を見る会、屋内では楽器づくりや積み木大会、絵本の読み聞かせ会など、数々のイベントを楽しみました。
最終日4日は、バイオリニストの葉加瀬太郎さんと仲間たちがボランティアで駆けつけ、ミニコンサートを開きました。葉加瀬さん作曲のドキュメンタリー番組「情熱大国」のテーマソングを手始めに、「となりのトトロ」の主題歌「さんぽ」、ドラマ「てっぱん」のテーマ曲「ひまわり」、「おもちゃのチャチャチャ」、「マルモのおきて」の主題歌「マルマルモリモリ!」などを次々に演奏。子どもたちは、自ら作った楽器を鳴らしたり、一緒に歌ったり、時に踊ったりと心から楽しそうでした。
第2回ニコニコキャンプは、相馬市の児童を対象に8月16日から同野営場で、第3回は来春、被災した幼児と母親を都内に招いて開く予定です。当事業団は、キャンプ継続のため一般からの寄付をお願いするとともに、今年度の運営費の一部300万円を助成するなど後援しています。
オリエンテーリングを前に説明を受ける子供たち
葉加瀬さんのヴァイオリン演奏に聴き入る子供たち
休み時間にはシャボン玉を楽しみました