支援の実績

東日本大震災の被災者支援事業のまとめ(2018年03月)

 事業団の東日本大震災の被災者支援事業のうち、2012~2018年度に取り組んだ事業を年度ごとにまとめました。

2012年度

▽被災作業所への助成 

障害者が働く宮城、岩手、福島県の11作業所に、復旧・復興のための設備費など計461万円を助成しました。

▽被災児童を励ますニコニコキャンプ助成

前年度に続き、主催団体の「子どもの心と身体の成長支援ネットワーク」に運営費300万円を助成。福島県相馬市の被災児童を対象に、夏は栃木県那須塩原市、秋は福島県猪苗代町、冬は静岡県御殿場市で計3回開催しました。

▽ロービジョンセミナーの仙台市開催

視力が低下したり、視野が狭くなったりする低視力の人たちのより良い生活づくりを考える「東北ロービジョンセミナー2012」(NPO法人アイサポート仙台主催、当事業団など後援)を9月に仙台市で開催しました。

2013年度

▽被災作業所への助成 1663万円

 障害者が働く宮城、岩手、福島県の11作業所に、復興のための設備、改修費などを助成しました。

▽被災地の障害者施設や支援団体への助成 1586万円

津波で流出した障害者就労支援施設(宮城県女川町)や高齢者介護施設(宮城県山元町)の再建費、被災した障害者や住民の移動や移動支援用の福祉車両購入費など11施設・団体に助成しました。  

▽福島県の児童養護施設に対するリフレッシュ旅行助成 1110万円

原発事故による放射線への不安から外遊びや遊び場所を制約されている福島県内8か所の児童養護施設の子どもたちに、気分転換や社会学習のための旅行費用を助成しました。

▽復興支援大学等奨学金

被災して大学などへの進学が経済的に困難になった高校生を対象に公募・選考し、岩手、宮城、福島3県の9人が奨学生に決まった。2013年4月から卒業まで、月5万円を無償給付する。3月に都内で採用式・交流会を開きました。

▽被災児童を励ますニコニコキャンプ助成

前年度に続き、主催団体の「子どもの心と身体の成長支援ネットワーク」に運営費350万円を助成。福島県相馬市の被災児童や家族を対象に、夏は栃木県那須塩原市、冬は静岡県御殿場市で開催しました。

2014年度

▽被災作業所への助成 1481万円

 障害者が働く宮城、岩手、福島県の11作業所に、復興のための設備、改修費などを助成しました。

▽被災者支援団体や被災した障害者施設への助成 3152万円

移動手段を失った高齢者や障害者を病院などに送迎するボランティア団体(岩手県陸前高田市、宮城県石巻市)、新設された未就学児一時預かり所(岩手県釜石市)の備品購入費、改修補強費、原発事故のため群馬県に避難している障害者施設(福島県富岡町)の車両購入費など20団体・施設に助成しました。  

▽福島県の児童養護施設に対するリフレッシュ旅行助成 662万円

福島第一原発の避難区域外ながら、放射線量が比較的高い福島市の児童養護施設3か所の子どもたちに、気分転換や社会学習のための旅行費全額を助成しました。

▽復興支援大学等奨学金

被災して大学などへの進学が経済的に困難な高校生を対象に、東北地方の大学や専門学校に進学後、卒業まで月5万円を給付。第1期生、第2期生の計13人に支給しました。

▽被災児童を励ますニコニコキャンプ助成 312万円

主催団体の「子どもの心と身体の成長支援ネットワーク」に運営費350万円を助成。福島県相馬市の被災児童や家族を対象に、夏は栃木県那須塩原市、冬は静岡県御殿場市で開催しました。

▽福祉施設児童、障害者、被災者などを東京ドームに招待 216万円

 福島県の児童養護施設で暮らす子どもたち、原発事故の影響で避難生活が長引く障害者、仮設住宅生活が続く宮城県の被災者など計120人を東京ドームの巨人戦に招待しました。

2015年度

▽団体への助成 4650万円

 岩手、宮城、福島の被災3県の被災者支援団体や被災した障害者施設など19団体に助成しました。障害者、高齢者の移動支援を行っている団体(岩手県陸前高田市)の車両、子ども広場を設置した団体(宮城県気仙沼市)に遊具一式、障害児らの一時預かりをしている団体(福島県いわき市)の室内設備工事費など。

▽復興支援大学等奨学金

 被災して大学などへの進学が経済的に困難になってしまった被災3県の高校生が対象で、1~3期の計23人に月5万円を給付しました。

▽リフレッシュ旅行 510万円

 放射線量が比較的高い福島市の児童養護施設3か所に気分転換や社会学習のための旅行費全額を助成しました。

▽被災児童を励ますニコニコキャンプ

 主催団体の「子どもの心と身体の成長支援ネットワーク」の運営費300万円を助成。福島県相馬市の被災児童や家族を対象に、夏は栃木県那須塩原市、冬は静岡県御殿場市で開催しました。

▽東京ドーム巨人戦に招待 80万円

 読売巨人軍の協力で、福島市の児童養護施設3施設の子どもたちと職員計約66人を東京ドームの巨人戦に招待しました。交通費や弁当代を負担。

2016年度

▽施設・団体への助成

 ホームページなどを通じて応募があった岩手、宮城、福島の被災3県の障害者施設や支援団体など14団体に総額1775万円を助成しました。作業所で使用する軍手織機購入費や、福島の子どもたちが楽しく遊ぶために山形県内に設けた移動保育園のトイレ増設費などに使われました。

▽復興支援大学等奨学金

被災して大学などへの進学が経済的に困難な被災3県の高校生が対象。月5万円を計28人に給付しました。支給総額は1665万円で、うち半分は協賛のウエルシア薬局からの寄付でした。

▽ニコニコキャンプ助成

 福島県相馬市の被災児童や家族を対象に、「子どもの心と身体の成長支援ネットワーク」が実施したキャンプの運営費200万円を助成しました。キャンプと夏、冬の2回行われました。

2017年度

▽施設や団体への支援 

 岩手、宮城、福島の被災3県の障害者施設や支援団体13団体に総額800万円を助成しました。被災した地域で暮らす子どもたちの遊び場や遊具の購入、女子大生による食を通じての地域住民との交流経費、原発事故による避難家庭を中心に経済的に困窮している家庭の子どもへの学習支援費などに使われました。2016年の台風10号の被災地、岩手県岩泉町の団体にはさをり織機の購入費を助成しました。

▽復興支援大学等奨学金                       

 被災して大学などへの進学が経済的に困難な被災3県の高校生が対象の奨学金で、毎月5万円。26人に計1560万円を支給しました。うち4割以上は協賛のウエルシア薬局からのご寄付でした。

▽被災児童を励ますニコニコキャンプ助成                

 福島県相馬市の被災児童や家族を対象に、「子どもの心と体の成長支援ネットワーク」が実施したキャンプの運営費200万円を助成しました。キャンプは2011年から夏と冬に行なわれ、これまでに計1960万円を助成してきましたが、今年度で終了しました。

2018年度

▽団体への助成

 東日本大震災の被災者支援活動に取り組む岩手、宮城、福島3県と東京都内の6団体に総額450万円の助成をしました。津波によって不登校になってしまった若者への支援や就労支援などに使われました。

▽復興支援大学等奨学金

 東日本大震災で被災して経済的に苦しい高校生の進学を支援する奨学金」毎月5万円を支給しており、20人に計1170万円を支給しました。

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