支援の実績

福島から避難の友愛会で慰問コンサート(2014年10月)

 福島県富岡町の社会福祉法人友愛会の施設利用者者らが避難している群馬県高崎市の国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」で10月26日、事業団と日本声楽家協会によるコンサートが開かれました。
コンサートに出演したのは、オペラなどで活躍するソプラノ歌手で、同協会所属の田子真由美さんと田中樹里さん。東京芸大4年の鐵百合奈さんがピアノ伴奏をしました。
のぞみの園のホールには、友愛会が運営する知的障害者支援施設「光洋愛成園」などの利用者や職員ら130人が招待され、「ちいさい秋みつけた」や「もみじ」などの童謡や、ミュージカル「マイフェアレディ」などの歌曲が披露されました。「幸せなら手をたたこう」の歌では、利用者らも曲に合わせて一緒に手足を動かして楽しみました。最後は、NHKの震災支援ソング「花は咲く」が歌われ、涙ぐむ職員もいました。
友愛会の寺島利文事務局長は「とてもすばらしい声で、プロの方のすごさを感じました。まさに芸術の秋にぴったりの催しになりました」と話していました。同園の職員と利用者は、2015年度中に福島県広野町に移るための準備をしています。

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2人の歌手の歌に合わせて手を叩く利用者ら

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