被災者支援事業で8団体に236万円を助成 台風19号被害の長野市の作業所にも(2020年10月)
被災者支援事業として、9月までに岩手、福島、長野3県の計8団体に総額236万円を助成しました。岩手、福島両県の支援は東日本大震災の被災地にある団体、長野県への支援は昨年10月の台風19号で被災した長野県社会福祉事業団が運営する福祉作業所2か所=写真下=でした。
長野県社会福祉事業団が運営する福祉作業所は、千曲川が氾濫した長野市豊野町にあります。リンゴ畑が広がる地域で、弁当の製造販売やカフェを運営する「小春日和」と、うどんやおやきの製造販売をする「八雲日和」の2か所で障害者ら働いていましたが、台風による千曲川の堤防決壊のために、どちらも2階建ての1階部分がほぼ水没してしまいました。復旧作業や国の補助金などで、小春日和は4月下旬、八雲日和は6月中旬に事業を再開しました。事業団で問い合わせところ、ほぼ復旧したものの、こまごまとした備品が足りていないということで、それぞれ40万円を助成しました。両作業所の代表を務める板倉吉子さんは、「どちらの施設も地元の方から再開を強く望まれていた。読売さんからの支援できちんとしたサービスが提供できるようになり、ありがたい」と話していました。
岩手県の3施設は、いずれも同県からの推薦で、東日本大震災で被災しました。福島県内の3団体は、ふくしま連携復興センターを通じての呼びかけに応募した団体です。
支援団体・施設名、助成内容、助成額は、こちら.pdfからご覧になれます。