20回記念冊子

読売福祉文化賞 20回記念の冊子完成 22団体・個人の近況など紹介(2023年03月)

 時代にふさわしい福祉活動を実践している団体や個人を顕彰する「読売福祉文化賞」(読売新聞社・読売光と愛の事業団共催、厚生労働省・日本福祉文化学会後援)が20回の節目を迎え、2023年3月、記念の冊子を発行しました。

 読売新聞社と事業団は、21世紀を迎えて支援が必要な方へのニーズがますます多様化する中で、プルデンシャル生命保険とともに2003年に「読売プルデンシャル福祉文化賞」を創設しました。07年に現在の「読売福祉文化賞」となり、これまで計20回にわたって、全国から独創的で発展性のある福祉文化事業の取り組みを公募し、実績のある99の団体・個人を表彰してきました。10年には「一般部門」と「高齢者福祉部門」の2部門とし、部門ごとに各3件を選び、副賞として活動支援金100万円を贈っています。20回の応募総数は1734件(一般部門1360件、高齢者福祉部門374件)に上ります。

 記念冊子では、受賞団体・個人の一覧を載せたほか、これまでに受賞された団体・個人のうち、22団体・個人の皆さんにお願いし、現在取り組んでいる事業などの近況を報告してもらいました。受賞当時の読売新聞での紹介記事とセットで掲載することで、活動内容の変遷が分かるようになっています。巻頭には第2回から審査員・選考委員を務める読売新聞東京本社編集委員の保高芳昭さんから談話を寄せてもらいました。

 一部の団体・個人はその目的を達成したり、高齢化が進んで活動をやめたり、解散したりしていますが、多くが熱心に活動中です。ここ数年はコロナ禍のために活動の縮小が懸念されましたが、皆さん、いろいろ工夫をされて活動を継続されています。直近の活動として、2015年度受賞の「飛んでけ!車いす」の会が戦禍に苦しむウクライナに他団体とともに車いす900台を発送したことや、2010年度受賞の日本ホスピタル・クラウン協会の大棟耕介理事長がポーランドに出向き、ウクライナからの避難者にパフォーマンスを披露したことにも触れています。

 A4判、26㌻。千部を印刷し、寄稿団体・個人や受賞団体・個人に送るとともに、今後の応募の参考になるように全国の社会福祉協議会や関係団体にも順次送る予定です。

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 記念冊子はこちらから.pdfご覧になれます。

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