読売福祉文化賞

第22回読売福祉文化賞 6団体決まる  読売新聞東京本社で贈呈式(2024年12月)

 時代にふさわしい福祉活動に長年取り組んできた団体や個人を顕彰する「読売福祉文化賞」の受賞6団体が決まり、12月9日(月)に読売新聞東京本社で贈呈式・懇親会が行われました。22回目を迎える今年は一般部門に69件、高齢者福祉部門に23件の応募がありました。受賞団体には活動支援金として100万円が贈られました。

 受賞団体は次の通り。

【一般部門】受賞3団体

NPO法人 心魂プロジェクト 横浜市西区
社会福祉法人 インクルふじ 静岡県富士市
カンボジア自転車プロジェクト  大阪府貝塚市 

【高齢者福祉部門】受賞3団体

NPO法人 日本コンチネンス協会 東京都千代田区
NPO法人 山友会 東京都台東区
NPO法人 つどい 滋賀県長浜市

6団体の活動内容は12月8日の読売新聞に掲載されました。記事はこちらからご覧になれます

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受賞団体の皆様と記念撮影(12月9日、読売新聞東京本社で)

★受賞者の喜びの声をご紹介いたします。

一般部門 NPO法人 心魂プロジェクト(横浜市西区)

共同代表 寺田真実さん、有永美奈子さん

この度は素晴らしい賞を頂き喜びに包まれております。劇団四季・宝塚歌劇団出身俳優を中心に立ち上げた心魂プロジェクトは【ワクワク・ドキドキ・感動】は全ての人に等しく与えられた権利であるという理念のもと、全国・海外の難病児・障がい児・きょうだい児とご家族へ「プロによる劇場空間」を届けてきました。活動11年目となった今では全国から当事者・ご家族・様々な方々も仲間に加わり、命を燃やし、共に前進しております。

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共同代表の寺田 真実さん(右)と有永 美奈子さん

一般部門 社会福祉法人 インクルふじ(静岡県富士市)

設立代表 小沢映子さん

「どんなに障害が重くてもその子らしくいきいきと、その母親も自分らしく生きられるように」そんな社会を目指して重症児の親の会を仲間たちと作ってから30年、社会福祉法人として担い手になって20年、初めて賞をいただきます。無我夢中できましたので、受賞することなど考えたこともありませんでした。評価していただけたこと心から感謝申し上げます。これからも本人や家族の立場で、困難にもひるまずチャレンジしていきたいと思います。

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設立代表理事小沢映子さん(左)とドキュメンタリー映画監督貞末麻哉子さん

一般部門 カンボジア自転車プロジェクト(大阪府貝塚市)

主催 安田勝也さん

読売福祉文化賞を受賞できたことに、心からの喜びを感じています。2016年から始めたこのプロジェクトをずっと続けてきたことが評価された結果ですので、大変光栄です。カンボジア自転車プロジェクトにご支援いただきましたすべての方々のおかげで実現できたと感じています。支援してくださった皆様に感謝するとともに、皆様からの期待の大きさを力に変えて、一人でも多くの子どもたちを笑顔にできますようにこれからもがんばります。

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主催の安田勝也さん

高齢者福祉部門 NPO法人 日本コンチネンス協会(東京都千代田区)

副会長 山崎章恵さん

私たちの協会は、西村かおる名誉会長が30年前から活動をはじめ、「すべての人が気持ち良く排泄ができる社会」を目指して活動しています。コンチネンスとは、排泄のコントロールができている状態です。コンチネンスケアは人が生きていくことを支え、尊厳を守るケアです。そのケアに関心を寄せ、熱意をもつ仲間が、全国に拠点を作ってコンチネンスケアを広める活動を展開しています。全国の仲間とこの受賞を喜びたいと思います。

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会長の山西哲郎さん(左)と副会長の山崎章恵さん

 

高齢者福祉部門 NPO法人 山友会(東京都台東区)

副代表 油井和徳さん

この度は栄誉ある賞に選出いただき、感謝申し上げます。かつて、日雇い労働者の町として知られた山谷地域で始まった活動は、40年のあゆみとともに、社会的に孤立し困窮した方につながりとコミュニティをつくる活動に発展しました。単身・高齢の生活保護受給者が多く暮らす町となった山谷地域の人々を支える実践は、単身化・高齢化の進む日本社会の課題解決の一助となると考え、さらに活動に邁進していきたいと思っています。

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副代表の油井 和徳さん(左)と事務局長の伊藤圭子さん

高齢者福祉部門 NPO法人 つどい(滋賀県長浜市)

理事長 川村美津子さん

「いらっしゃいませ~」滋賀県長浜市にある山あいの「冥土カフェ」では生き生きとした声が弾みます。「元気な高齢者が増えると社会が元気になる」を合言葉に活動をし、農業と福祉、商業、教育など様々な機関とつながってきました。花蓮、菌床しいたけ、せんべい、干し芋。つどいの屋台骨を支えているのは幸福感に満ちた高齢者の力です。未来を明るく孫たちに自慢できる活動を続けていきます。素晴らしい賞を受賞させていただき本当にありがとうございます。

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理事長の川村美津子さん(左)と理事の川村光世さん

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